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 NPO地球文化交流会(河野喜一理事長)主催「日中文化交流会2002」(後援=国際交流基金北京事務所、在中国日本国大使館、済南市対外友好協会、山東省対外文化交流協会、山東省旅行局、山東省文化庁、2002年「日本年」「中国年」日本側実行委員会)が9月26日から30日まで中国山東省済南市を舞台に開かれました。地球文化交流会館の開館・落成にあわせて開かれた同交流ツアーには日本から、河野理事長らNPO会員に、瀬戸秀穂会長率いる穂真書道会、廣瀬義龍代表師範をいただく中國武術・義龍會、里神楽萩原正義社中、田村熾鴻代表以下エイトスター・ダイヤモンド一行も加わり総勢170人が参加。折からの中国交正常化調印30周年のさなか、大型訪問団に、済南市も、「中国・日本文化交流経済合作活動週間」を設け、市主催の歓迎晩餐会を開いてくれました。今回ツアーの圧巻は地球文化交流会館の落成式で、交通規制された道路をパトカー先導の下、一行を乗せたバスは会館前で、制服姿の音楽隊が演奏に迎えられ、鳩と風船が放たれ花火とともに花吹雪が舞う晴れやかな式典でありました。

洋の東西を思う

「理事長寸言」

 日本と中国は昔から文化の交流で結ばれている。文字は中国から日本へ入って漢字文化を生んだけれど、その漢字に、やまと心が入って私達の国に『東洋の君子国』と称する民族の誇りが誕生した。
 東洋文化・東洋文明の名称は日本民族の中に育くまれた崇高な精神文化と言える。
 私は中国を訪れる度、中国伝来の精神文化が何処に在るのか判らず呆然としている。
 国情・政変の激動に没入し流転し続ける其の激流の中に喘ぎ続ける子達の姿すら私の目に映ってこないのだ。
 西洋文化は如何にと眺める私の心は、さながら砂嵐の中に佇む民族諸相に出逢って泣き叫ぶのだ。
 地球が 今 大きな転換期に入っている。
 人も民族も皆んな 皆んな 我を忘れている。
 だから 今 地球文化交流会なのです。

 


 28日午前、会館の開館・落成式は玄関前で行われ、会館建設に尽力した張偉地球文化交流会中国支部長が力強く会館落成を宣言(写真上左)

 河野理事長は、「ここにしばらく立っていると胸が一杯になり、涙が出てきました。この大地の下から、私たちが今こんな幸せな顔をして立っているその幸せをもってきてくれたたくさんの人たちの面影が見えてくるのです。日本と中国が戦いをして人が亡くなりました。