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地球文化交流会館建設急ピッチ

聊城大日本語学科学生と通訳なしで座談会

 河野喜一理事長以下事務局は六月十二日から十六日までの日程で中国山東省を訪問、済南市で建設が急ピッチで進められている地球文化交流会館の工事現場を視察したほか、聊城大学を訪問、河野理事長は同大名誉教授として日本語学科の生徒三十人を前に通訳なしで講話、有意義なひとときを過ごしました。

 地球文化交流会館は済南市再開発地区の一角に現在二十四時間体制で建設が進められてます。張偉中国支部長の案内で現場を訪問、図面を広げ、設計士の王氏から進行状況の説明を受けました(写真上)。七月一杯で外観が完成、内装に移ります。
 また、済南市では、山東画報社長の張社長と面会、九月の「日中文化交流2002」では、同社の尽力で、写真展が開かれることが決まりました。山東画報は、中国国際航空の機内誌ともなっています。河野理事長の人柄に触れた張氏は同画報で理事長の特集を企画したいと要望、取材のため近々訪日する予定です。

 河野理事長は、対外文化交流協会の庄立桂秘書長とも会談。「日中文化交流2002」への協力をいただきました。同秘書長は、五月に来日し事務局と面会した山東省旅行局の李徳明局長の夫人です。

 一方、このたび聊城大学の名誉教授となった河野理事長は、同大学を訪問、趙潤生学院長(写真)以下の歓迎を受けました。普段は祁放女史の通訳で中国人の前に立つ河野理事長ですが、この日は日本語を学ぶ学生らを前に終始日本語のみで講話、生徒からも日本語で質問を受けました。

 河野理事長は冒頭、現在使われなくなった「支那」の言葉について、「太陽のお母様の光のような心を皆に分け与えていく、そのような世界中で一番素晴らしい名前です」と説明。さらに、「人間は背骨の中を流れる脊髄液に目に見えない電流が脳からの命令を伝え全身を動かしている。地球も同様に目に見えない南北を貫く軸を中心に回っている。地球の中で一人一人はどういう役目があるのか。地球意識をもって世界中の人のことを考える生き方をしてください」とお話いたしました。

生かされている私たち

地球文化交流会理事長 河野喜一

 朝が来る 日が暮れて夜に成る。
 当り前のことだと思って居た。
 氣がついたら大変な出来ごとなのだ。
 四方六千二百五十キロメートルの大きさを回転させている地球と聞いた。
 私たちは一億五千万キロメートル離れた所に光り輝く太陽に結んで朝を迎え夜を迎える。
 そんな事は分りきった事ですと現代人は答えなさる。
 ところが 其の地球と太陽が御自分達で自由勝手に動いていなかった。
 地球に生存する人間の生活を考えているなどと思いもしなかったのだが 昨今 私は私の感覚の中に 地球の意志 太陽の情熱などを風雨雷霆などと一緒に感覚しつつある。
 そうしたら
 地球上に朝を生み出し夜を生み出す地球や太陽の努力は とても 筆舌に盡くせるものでは無いと思う様になった。
 生きている人
 生かされている人
 皆んな 皆んな精いっぱいの努力をして地球や太陽の努力に応えねばならない。
 その為の学問であり その為の芸術であり文化でありたいと希っている。

紀元二〇〇二年六月二十六日記

「日中文化交流2002」第一次締め切りは7月20日です

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