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第一回古事記特別講演会

「日本の心と魂 お話会」開かれる

四国・高松の冠纓神社

 開会に先立ち、まず地元四国開催にあたりご尽力をいただいた青木照恵さんが開会宣言。引き続き、会場を提供してくださった冠纓神社の友安宮司が挨拶。「古事記は日本の歴史・文化のなかでも永遠のテーマ。その古事記を理事長みずから四国へ足を運び、当神社で講義してくださることを大変嬉しく光栄に思う。今日はじっくり聞かせていただきます」と述べられました。
  挨拶ののち第一部「古事記特別講演」が行われました。講師である河野喜一理事長はまず、NPOについて説明。地球とはなにか?地球文化とは何か?などをキーワードにしながら古事記の解説に入り、初めて話を聞く人にもわかりやすいよう、ひとつひとつ丁寧にかみくだいて講義をしました。参加者もうなずきながら真剣に聞き入っていました。
  第二部「神伝古武道 美剣体道」ではまず、創始者であり範主である河野喜一理事長と河野容雄師範が技を披露。84歳とは思えぬ身の軽さで相手をふわりと投げ飛ばす姿に「オーッ」というざわめきが会場からおこりました。

第二回長野公演の様子はこちら>>>


(次回予告)
●第四回 新潟講演
6月9日(土) 弥彦温泉・清水屋旅館 15:00〜

私の感覚

地球文化交流会理事長 河野 喜一

 人間の世界がある。
  地球がある。
  地球の上に人類が住んでいます。
  良く考えてみると人は地球の上に住む動物で自由意志を持ち 一人ひとりが 一人ひとりの意志で動く動物の様に見えますが 最近 私の感覚が変ってきまして 人間って地球の一部分なんだ 地球が人を生み人が死んだら地球へ戻ってゆくんだと思うのです。
  さあ大変だ。
  人が戻ってゆく地球が私達の母体・母胎 其の母胎を私達は母を思う様に 孝心 で接しているだろうかと反省します。
  人体に内臓があります――肺 肝 心 腎 脾 の五臓があるおかげで生きられる その外氣が濁ったら内臓は動けなくなる筈だ。
  地球が健全であれば人類も健やかである道理なんだが どうやら 私達は自分勝手で地球へ親不孝ばかりしている様です。
  親孝行しなさいと子供達に教えている大人が自分達で親不孝しているなんて本当に みっともない 話ではありませんか。
  本当に本当に地球って私の身体と一緒に生きて息をしている 此の感覚って大切な宝物かも知れません。

 理事長は、「とても大変そうに見えるかもしれませんが、私は力など使っていません。相手との呼吸を合わせ調和すること(=合気)で、攻めてくる相手から身をかわしているのです」と説明したうえで、「さあ、みなさんも一緒に稽古しましょう」と号令をかけ、体験交流稽古が始まりました。
  はじめはぎこちなかった初心者も、理事長に手ほどきをうけると、あっという間に転がされてしまう不思議さに興味をもち、だんだん面白くなってきた様子でした。
  理事長は、「ご家庭でこの稽古をすれば、親子でふれ合ういい機会にもなるし、ご婦人は肩のこりが解消されるでしょう」と一石二鳥の運動であることを説明し、「簡単にできるこの稽古をみんなで繰り返し練習して、どんどん美剣体道の輪が広がってゆくことを希っています」と締めくくり、和やかなムードのなか第二部が閉会しました。

前号でお知らせし、5月27日に開催を予定していました『地球文化交流会 創立八周年記念の会』は、事情により延期いたします。ご了承下さい。